サルサに誘われる
職場の同僚がサルサに打ち込んでいるという話を良く聞いていた。
サルサの話をすると熱く語り、一緒にやろうと誘ってくる言葉の中に必ず
「サルサは人生を狂わせる」
というワードが入っている。
どうやら彼はサルサに人生を狂わされているみたいだ。
そんな人生を狂わせるようなサルサに興味が出て、一度サルサクラブに一緒に行ってみることにした。
初めて行ったサルサクラブ
誘われて行ったサルサクラブは六本木。
名前は忘れた。
ちょっと前まで六本木にはパライソというサルサクラブがあり、サルサの生バンドが聞け、南米料理も食べれる素晴らしい場所があったとのことだったのだが、潰れてしまったらしい。
一度行ってみたかった。
そんなこんなで行ってみたサルサクラブだが、9時半くらいに入ったのに人がめちゃめちゃ入っていた。
そしてフロアはみんなサルサを踊っており、壁は鏡張り。
おそらくクラブタイムの前はレッスンなどしているのだろう。
同僚と乾杯の杯を交わし、椅子に座る。
椅子に座るといってもパイプ椅子よりお粗末な椅子で、なんなんだろうと思っていた。
踊り自体はとても魅力的だ。
良くわからないのだが、人によってスタイルが違い、躍動的であったり、クールな感じであったりする。
同僚がサルサ人口の男性は年齢層が高いと言っていたが、まさにその通りだった。
若い男はは少ないが、若い女の子もそこまでいないなーって感じ。
けど踊りに年齢は関係ないよね。
楽しく踊れるのが一番だ。
そう思いながらも、踊れない俺は座ってずっと酒を飲んでいた。
途中に同僚の嫁からサルサの指導を少し受けるが、素人なんてここのクラブにはいないのだろう。
周りの女性に教わっている様をニヤニヤして見られていた。
サルサ、覚えたいなーって気持ちはあるけどサルサ教室が地元にはない。
都内ならそういった教室が結構あるのだが、仕事は終わるの遅いので通うことはできない。
いつかチャンスが訪れれば習って見ようと思う。